天然の甘味!九州野菜のさつまいもで作る
自家製芋羊かん

さつまいもは、ゆっくりと時間をかけて加熱しても、パサパサしていたり、甘味が雑な場合もありますが、九州野菜のさつまいもは、独特のねっとり感が出て、糖分が十分回っているのが感じられました。茹でただけで、まさにスイートポテト状態!このレシピでは、砂糖の量を少し減らしていますが、すっきりとした甘さの、上品な芋羊かんとなりますよ。

自家製芋羊かんの作り方

2016.10.12

約40分~1時間ほど(冷やし固める時間は省く)

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芋羊かんは高級和菓子として、自宅で作るには敷居が高そうなイメージがありますが、とっても簡単です。ただ、さつまいもを茹でる時間と、冷やし固める時間があるので、作ってすぐにいただけるレシピではありませんが、朝に作っておけば、3時のおやつには十分間に合いますし、保存食にもなりますよ。

[材料]3~4人分

さつまいも
中1本(約200~250g以内)
小さじ1/2
150cc
粉寒天
2g
砂糖(ラカント,てんさい糖なども可)
40g※甘めがお好みの場合は,砂糖45~50gに。

[作り方]

  • 1、大き目の鍋に水を入れ、さつまいもを水から中弱火で最低30分は茹でる。竹串などでさつまいもを刺し、スーッと通らないようなら、さらに10~15分茹でる。茹であがったら、熱いうちにさつまいもの皮とヘタを取っておく。
  • 2、1と同時進行で、別の小鍋に、さつまいも以外の材料を全て入れ、粉寒天、砂糖、塩を完全に溶かしておく。沸騰したらすぐに火を止める。
  • 3、大き目のボウルに1のさつまいもを入れ、熱さが残っている間に、麺棒やプッシャーなどで潰し、滑らかにする。その後、2を注いで、ペースト状になるまで完全に混ぜ合わせる。 ※少々粒々が残っていてもOK。滑らかな芋羊かんがお好みの場合は、裏ごしする。
  • 4、タッパーや四角い缶などに3を流しいれ、粗熱が取れたら、冷蔵庫で2時間以上冷やし固めて出来上がり。
  • ※冷蔵庫で3~4日、保存できます。
  • お好みの形に切り分けてお召し上がりください。
自家製芋羊かん

さつまいもの豆知識

9月の九州野菜セット

(今回お届けした10月の究極野菜セット ※イメージ)

さつまいも

(九州野菜-さつまいも)

無農薬で丁寧に育てられた九州野菜のさつまいもは茹でると、まさに"栗芋"という代名詞がピッタリなほど色も味も芳醇! 素材の味が活きる"芋羊かん"として堪能してみましょう。

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■さつまいもの歴史
ヒルガオ科サツマイモ属の植物で、原産地は中央アメリカやメキシコ南部と伝わっています。
紀元前8,000年~10,000年前にペルー海岸チルカ谷遺跡から、炭化したさつまいもの根が発掘されていることから、古くより食用として用いられていたようです。15世紀にコロンブスがヨーロッパに伝え、ヨーロッパ全土でも栽培されるようになりました。日本には16世紀に中国から宮古島に伝わっていたという記録が残っています。さつまいもは漢字で書くと「薩摩芋」。この名前の通り、17世紀に入ってからポルトガル人により、鹿児島県の薩摩に伝来されています。その後、九州地方を中心に栽培面積が始まり、日本の食文化を支えてきました。強い生命力のある根野菜で、第二次世界大戦時の食糧難でも、しっかりと大地の下に根を張り、人々の貴重な食料源となりました。
■さつまいもの特徴
さつまいもをカットした時に出てくる、白いネバネバとした液体はヤラピンという成分で、樹脂の一種。整腸作用があることで知られます。また、さつまいもは「電子レンジで加熱すると甘くなりにくい」という説を聞いたことがある方も多いでしょう。さつまいものデンプンには、ゆっくりと加熱するとアミラーゼという分解酵素がデンプンをブドウ糖に変えるという特質があり、電子レンジのように、短時間で温度を上げて調理する場合、ブドウ糖が出にくいため、と考えられています。近年、「レンジ芋」と題して、電子レンジでも甘味のでる品種も登場しています。本来のさつまいもの甘味を堪能するには、30分~1時間ほどかけて茹でたり、蒸したりしていただきましょう。秋冬になるとスーパーの店頭などに登場する"石焼き芋"や"炭火焼き芋"も長時間かけてじっくりと低温から焼いているため、ほっこりとした甘みが出ているのです。ほとんどのさつまいもが長時間、低温からゆっくりと加熱すると甘くなるので、時間がある際にご家庭でもトライしてみましょう。
■さつまいもの栄養など
さつまいもは根野菜の中でもビタミンCが多く含まれています。ビタミンCは加熱に弱い栄養素ですが、さつまいもの場合、加熱してデンプンが出てきた時に、そのデンプンがビタミンCを包むため、壊れにくいと考えられています。そして主要な栄養素は炭水化物です。炭水化物はデンプンや糖質も含む総称ですが、さつまいもに含まれる炭水化物は、100g中、約30gと、さつまいもの約1/3を占めているのです。近年、糖質オフなど、炭水化物を避ける傾向もありますが、さつまいものGI値(血糖値上昇指数)は55と高いうちには入りません。糖尿病対策の炭水化物としても適しているでしょう。
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